2026.10.05

3DEXPERIENCE CATIA Knowledge クラスAサーフェス|デザインからエンジニアリングまで

「意匠」と「設計」を分けない時代へ

これまでの製品開発において、スタイリング(意匠設計)とエンジニアリング(設計)は、異なるツール・異なる工程で進められることが一般的でした。

  • デザインは別ソフト
  • サーフェスはCATIA
  • データは受け渡し意図は人が補完

この分断は、データ変換ロスや解釈のズレを生み、品質やスピードに影響を与えてきました。
3DEXPERIENCE CATIAでは、同一プラットフォーム上でクラスAサーフェスまで完結できることで、スタイリングの考え方そのものが変わります。

クラスAサーフェスとは

見た目だけでなく「品質」を保証する面

クラスAサーフェスとは、

  • 曲率連続性
  • ハイライトの美しさ
  • 面品質の厳密な管理

が求められる、意匠品質を保証するためのサーフェスです。
単に形が合っているだけではなく、「どう見えるか」「どう評価されるか」まで含めた設計品質が問われます。
3DEXPERIENCE CATIAは、このクラスAサーフェスをデザイン初期からエンジニアリングまで一貫して扱える環境を提供します。

同一プラットフォーム内で完結するスタイリング

3DEXPERIENCEでは、

  • スケッチ
  • サブディビジョンサーフェス
  • リバースエンジニアリング

といった工程を、すべて同一プラットフォーム内で実行できます。
従来のように、

  • 別ソフトでデザイン
  • データ変換CATIAで作り直し

といった手戻りがなく、デザインの意思をそのまま品質に反映できます。

測定データからのモデリング(リバース含む)

3DEXPERIENCE CATIAでは、測定データ(STLなど)を起点としたクラスAサーフェス作成が可能です。

自動モデリング(フィッティングスタート)

  • 測定データの曲率を解析
  • 面構成を自動生成
  • 生成された面をマニュアル編集

さらに、生成された面構成からカーブを作成し、自動でサーフェス化することも可能です。

主導モデリング(意思を入れる設計)

自動生成されたデータをベースに、

  • シンプルなサーフェスを作成
  • 設計者の意図を反映しながら面を熟成

最終的に、品質とデザイン性を両立したクラスAサーフェスへと仕上げます。

サブディビジョンベースからのモデリング

サブディビジョンサーフェスを起点にしたスタイリングも、3DEXPERIENCEの大きな特長です。

  • スケッチやディメンションを基に形状作成
  • クレイモデルのような直感的操作
  • 基本操作は測定データ起点と共通

これにより、造形的な自由度を保ったまま、後工程につながる形状を作れます。

  • 複数案の作成
  • 早い段階での形状認識
  • カラーバリエーション検討

レンダリングや環境マッピングによる仕向地ごとの色味確認も可能です。

スケッチベースの高速モデリング

スケッチを起点に、0から形状を立ち上げていくスタイリングにも対応しています。

  • イラストを背景にしたスケッチ
  • 3D空間上のサーフェスや平面への直接描画
  • ペン感覚でのカーブ / 指示入力

こうして作成したベース形状を、サーフェスとして履歴編集しながら熟成し、最終的にクラスA品質へ高めていきます。
スケッチが単なる下書きではなく、「意思伝達の手段」として機能する点が大きな特長です。

パラメトリックとデザイン性の融合

最終的に作成されるクラスAサーフェスは、

  • 面品質の評価
  • スムージング
  • 作り込み

を経て、エンジニアリング工程でも扱いやすい軽量データとして完成します。

  • パラメータを保持
  • 後工程での修正が容易
  • レンダリング・評価にそのまま利用可能

これは、サーフェスベースモデリングとカーブモデリングを融合した3DEXPERIENCEならではのアプローチです。

スタイリングを「特別な工程」にしない

3DEXPERIENCE CATIAによるクラスAサーフェスは、

  • デザイン
  • スタイリング
  • サーフェス
  • エンジニアリング

を分断しません。
意匠の意思を保ったまま、品質の高いデータを下流へつなぐこと。
それが可能になることで、スタイリングは一部の専門工程ではなく、製品開発の中核になります。

動画 クラスAサーフェス

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