アルゴグラフィックスが推奨する変革アプローチ
製造業におけるシミュレーションは、ますます利用形態の多様化が進んでおり、ツールの高機能化・システムの高度化に伴ったさらなる高速・高精度の実現や最適化技術との組み合わせや複合・多目的な利用も求められています。
アルゴグラフィックスが提唱するCAE/SPDMソリューションは、CAE活用を推進し、標準化されたシミュレーションによって定着運用させていくアプローチ型サービスや連携システムの提供です。
SPDM(Simulation Process & Data Management)とは、CAEに関わるプロセスやデータを管理し、生産性向上を実現するために「情報」を再利用する仕組みのことを指しますが、設計開発の中ではシミュレーションに限らずさまざまなデータを扱う必要が出てくるため、それら一式を管理するプラットフォームが必要になります。
特にCADとCAEの親和性や要求事項に対して実施した評価内容を、後ですぐに見返せるような可視化のシステムから構築しておくと、情報管理の面でも有効であるため、手法標準化とプロセス構築を推進することを推奨しています。

アルゴグラフィックスでは、「手法標準化」と「プロセス構築」を効率的・効果的に活用いただくために、4つのカテゴリーで業務変革ソリューションを提供します。

CAE業務の現状分析
CAE業務について、いつ・誰が・何を実施するのか部門ごとに明確化し、実証性と頻度の高い業務から改善していくことを推奨します。
アルゴグラフィックスでは、現状の課題を洗い出し、効率的な設計開発の評価プロセスを確立し、システムとして適した要素技術を定着化するためのヒアリング~ツールの選定&概念事象まで含めた一連のご支援を実施しています。
ここでは、4つのカテゴリーの内「CAE業務の現状分析」をするアセスメントフローの流れを説明します。
Phase.0 CAE業務の策定計画立案
CAE適用範囲の策定計画立案では、CAEの大枠の役割と業務プロセスを可視化することを目的とし、既存の評価指標や、ルールを棚卸しします。
現在の業務フローを確認し、CAE業務の実情を把握、ルール化や環境構築などの検討課題を洗い出し、支援全般のプロジェクト計画を策定します。

Phase.1 製品構成と要件~評価項目の整理
製品構成と要件~評価項目の整理では、求められる機能や、過去のトラブルなどのナレッジから、評価特性に合わせて、評価手法や利用ツール、実験手法を分類します。

Phase.2 CAE適用の実現可能性の算定
CAE適用の実現可能性の算定では、「定量化」と「実機相関」をポイントとして、技術難易度に応じて、CAE適用の実現可能性および実行までの期間を算定します。

Phase.3 設計プロセスへのCAE適用効果の算定
設計プロセスへのCAE適用効果の算定では、求められる機能や過去トラブルなどのナレッジから、評価特性に合わせて手法を分類します。
“設計者が行うべき”業務・運用プロセスを定義し、効果を事前に予測することで、CAE業務の標準化を行います。

Phase.4 設計CAE+実験CAEプロセスフローの実装
設計CAE+実験CAEプロセスフローの実装では、設計CAEプロセスをシステム運用できるようにCAEの自動化フローを実装することで品質評価業務も可視化できます。

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