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解析専任者向け高度・高精度リバースエンジニアリング ソリューション
解析専任者向けの高度・高精度リバースエンジニアリング ソリューションは、精度を重視し、内部欠陥まで含めた不具合箇所の発見や、仮想イジワル試験による実機の振舞いとCAEの差異を確認することを目的としています。

ワークフロー
CADモデルがない場合
まず、X線CT装置を用いて、実機形状のスキャンを実施します。次に、計測された透過3D画像を見ながらどこに不具合があるのか、内部構造に欠落があるのかといった位置や大きさ、体積を確認します。最後に、3D画像から自動でメッシュを生成する機能によって、Abaqus解析用のデータ(INPファイル)を出力し、解析を実施します。

CADモデルがある場合
CADモデルがある場合は、直接Abaqusにインポートし同様の構造条件をつけることで、CADと実機の比較が可能です。

リバースエンジニアリングを実現するツール
X線CT装置による高精度な内外形状スキャニング
X線CTスキャン
- リブなどの詳細部分も鮮明にスキャニングできます。
- 組立後の内部隙間の計測も可能です。
- ボイド解析機能によって内部欠陥の検出も可能です。
- 1日単位でX線CT装置が利用できるレンタルラボのサービスもあります。
高額で場所も取るX線CT装置を購入しなくてもご利用いただけます。

X線CTスキャニング結果の分析からINPファイルの出力
VOLUME GRAPHICS
- 非破壊による欠陥検出や内部構造の寸法計測が可能です。
- CTスキャン画像から3Dモデルを作成できます。
- Abaqus解析用のデータ(INPファイル)を出力できます。

豊富な機能による高精度シミュレーション
SIMULIA Abaqus Unified FEA
- 非線形の高い構造シミュレーションを実現できます。
- 陰解法&陽解法に対応しており、ソルバー連携も可能です。
- 材料モデルが豊富にあります。

※本特集記事は、2020年2月4-5日に開催された「自動車技術に関するCAEフォーラム 2020 in 東京」の弊社講演内容をもとに作成しています。
※SIMULIAはアメリカ合衆国、またはその他の国における、ダッソー・システムズまたはその子会社の登録商標です。
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