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設計者向け簡易・高速リバースエンジニアリング ソリューション
設計者向けの簡易・高速リバースエンジニアリング ソリューションは、スピードを重視し、実機形状を用いた対策個所の早期発見や、実機の振舞いとCAEの差異を確認することを目的としています。

ワークフロー
CADモデルがない場合
まず、アーム式三次元測定機を用いて、実機形状のスキャンを実施します。次に、リアルタイムにスキャンされた情報がSTLデータとして出力されます。最後に、出力されたデータを解析ツールに取り込みSTLデータに対して条件を付与し、メッシュを作らずに解析計算を実行します。

CADモデルがある場合
CADモデルをSTL化してインポートし、実機とCADを比較・評価ができます。
また、CADで作成したデータをSTLで出力し、構造解析を行い、実機をベースにしたデータとCADモデルをベースにしたデータの比較・評価も可能です。

リバースエンジニアリングを実現するツール
簡易操作による形状計測とスキャニング
PolyWorks
- 光沢読取に強くパウダースプレーや位置合せのシールはいりません。
- 座標値を都度キャリブレーションする必要がありません。
- ソフトウェアと連動した高速スキャンが可能です。

簡易操作による実機形状と製品CAD形状の比較
PolyWorks
- 簡易な操作によって位置合わせができます。
- 形状差分値の分布、肉厚分布、組付穴の差異を評価できます。

メッシュレスの簡単操作と高速シミュレーション
Altair SimSolid
- メッシュレスのためFEモデル作成が不要です。
- メッシュレスによる高速シミュレーションを実現できます。
- 不具合箇所の特定に十分な結果の取得ができます。
- 形状認識+接触の半自動定義が可能です。

※本特集記事は、2020年2月4-5日に開催された「自動車技術に関するCAEフォーラム 2020 in 東京」の弊社講演内容をもとに作成しています。
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