3DEXPERIENCEプラットフォーム導入の7つのメリット
- 海外拠点間もスムーズに業務プロセスを連携できるため、コミュニケーションが向上します。
- データを一元管理できるため、情報収集や情報伝達にかかる時間を削減します。
- 世界中の拠点で蓄積されるノウハウを共有できるため、設計品質の向上や手戻りを削減します。
- 開発の初期段階から全部門で情報を共有できるため、フロントローディングを実現します。
- セキュアなシステムによってデータが一元管理できるため、知的財産を保護します。
- 日本の開発プロセスを海外拠点に遵守・徹底させることができるため、日本品質を確保します。
- 要求・仕様とひも付いた製品設計や検証ができるため、トレーサビリティ(追跡性)を実現します。
3DEXPERIENCEプラットフォームを実現する、
最適なインフラ環境は、
『高可用性』『高速化』『拡張性』がポイントです。

3DEXPERIENCEのインフラ構成
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
Federated Search TomEE+ JDK 8 |
|
|
|
|
|
|
|
3DSpace Index (FTS-SXI) 3DIndex (VolumeSearch) |
|
|
|
3DSwym Connector CloudView 3DSwym foundation |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
Oracle Database Microsoft SQLServer |
|
|
|
Oracle Database Microsoft SQLServer |
|
|
|
|
Microsoft Windows Server Red Hat Enterprise Linux SUSE Linux Enterprise Server |
|
|
|
|
|
|
|
|
3DEXPERIENCEは、従来のPLMやPDMのように、PCにソフトウェアをインストールしていた構造ではなく、Webベースのアーキテクチャです。
利用者は各種サーバーにアクセスし、データ閲覧や書換え・保存などを行う、Web・AP・DBからなるWeb三層構造です。
アプリケーション数が圧倒的に多いことも特徴のひとつです。行える機能、使うツールが従来のPLMに比べて非常に多くなりました。
そのため開発範囲も多岐に渡り、各アプリケーション(サーバー)に求められる要求も異なるため、設計や仕様も個々に変える必要があります。
物理的なコンポーネントだけでなく、ソフトウェアにおいても同様です。
つまり、従来のように特定分野のコンポーネントやプロトコルに詳しいだけでは、
3DEXPERIENCEのインフラ構築は困難です。
OSやミドルウエアなどにおいて、各レイヤーのより深い領域にまで精通する幅広い知識が必要となってきます。
さらに、個々のサーバーを統合し、全体の最適化も求められます。仮に、同スキルに乏しい技術者が構築した場合は、動作が遅いなどのレスポンス低下に繋がってしまいます。
最悪の場合には、使えないといった事態にもなりかねません。必要以上のスペックで構築すれば、問題は解決することが多いでしょう。
しかし、それでは無駄なコストがかかってしまいます。運用においても同様です。
3DEXPERIENCEのインフラ構成においては、利用者数、利用頻度、保守運用にかけられる工数、
予算など、お客様の要求や利用環境に応じたシステムを構築することが求められます。
[サーバー]
高可用性、拡張性を確保。
豊富なラインナップと品質もポイントに。
3DEXPERIENCEでは、VMwareによる仮想化技術を使い、1台のサーバーを複数サーバーに見立てるスケールアウト方式が適しています。初期の導入コストはもちろん、導入後の消費電力や管理コストも低減できるだけでなく、高可用性ならびに拡張性も確保しています。
そのためサーバーの選定には、VMwareの動作保証が重要です。また、様々な状況や規模、環境に対応するには、豊富なラインナップを揃えていることに加え、品質や納品スピードも重要な選定基準となります。
HPE ProLiant DL380 Gen10
[ネットワーク]
環境を考慮した構成と、
サーバー間の高速化が求められる。
テストやユーザー数が少ない環境での利用であれば、1台のサーバーにさまざまな機能やコンポーネントを備え、オールインワンで構成することも可能です。しかし、本番環境では負荷が大きくなるため、複数のサーバーを配置する「分散構成」にする必要があります。
サーバーを複数に分け、さらにロードバランサーを配置することで、負荷は分散します。しかし、同構成では、サーバー間の高速化が求められます。基本は10Gbpsのネットワークです。汎用性を考え、できるだけポートが多いスイッチを選ぶのもポイントです。
ライフタイム保証の有無も確認します。ライフタイム保証とは、ユーザーが使用している限り、期間を定めずに購入製品のトラブルを無償で保証する制度です。ただし、ハイエンド製品の場合は付かないこともあります。
[ストレージ]
要求や仕様に沿った製品を選ぶ必要がある。
ユニファイドストレージで様々なプロトコルに対応。
サーバーやコンポーネントごとの要求や仕様が異なるため、ストレージのタイプやデータ転送スピード、インターフェースなども同じく異なります。メタデータストレージ・検索インデックスであればSSD(高速)、ファイルストレージであればSAS(中速)を選ぶなど、仕様に沿った製品選びがポイントです。
しかし、各要件に合致したストレージを全て用意していては、物理的なスペースも必要になりますし、導入コストも嵩んでしまいます。消費電力や保守といった運用コストもストレージの数だけ増えます。したがって、1つの筐体で複数のプロトコルを扱えるユニファイドストレージを利用することが、有効な方法となります。
HPE 3PAR StoreServストレージ
[バックアップ]
サーバーに負荷を与えないシステムが大前提。
ストレージのスナップショット機能を利用し、
瞬時にバックアップ。
3DEXPERIENCEはグローバルシステムであるため、環境や規模によっては24時間365日、世界中どこかで常にユーザーがアクセスしています。そのため一般的なバックアップのように、バックアップ時に負荷がかかったり、一時的にサーバーを止めることは難しい場合があります。
したがって、ストレージのスナップショット機能を利用したバックアップ構成を採用しています。スナップショット機能によるバックアップは、従来のようなデータ吸い上げ方式ではなく、前データとの“差分”を画像としてバックアップを行います。よって負荷なく瞬時に、そして正確にデータを保管します。
アルゴグラフィックスが選ばれる理由
3DEXPERIENCEの導入に際しては、アプリケーション・インフラ両分野に深く精通している必要があり、利用環境によって最適化する能力も求められます。アルゴグラフィックスは、これら導入に関わるあらゆる領域はもちろん、コスト、納期、アフターフォローにおいても、ベストな提案・サポートをお約束いたします。
国内No.1の導入実績。“ナレッジ”が集積しています。
デファクトスタンダードなハイエンド3次元 CADソフトウェアである「CATIA」において、当社は日本で最も多くの導入実績を持っています。
ENOVIA 3DEXPERIENCEの導入においても、トップクラスの実績を誇ります。
お客様固有の問題を解決する、
提案・ソリューション能力。
当社はこれまで、アプリケーションの導入からインフラ構築といったハード・ソフトウェア双方の分野で、多種多様な製品・サービスを提供し、豊富なナレッジを蓄積してきました。
このナレッジを活用することで、お客様固有の問題を分析し、課題解決に向けた最適なソリューションを迅速かつ丁寧にご提案しています。
導入は最速で“2週間”※ アフターフォローも万全。
基本的なシステムの構築であれば2週間で対応が可能です。最新技術、Hint&tips、対応履歴といった各種技術情報を掲載した独自のWebサイトや電話・Eメールによるホットラインサポートをメインに、訪問サービスも行っています。
万全の体制で、お客様の開発環境ならびにビジネスをサポートいたします。
※お客様の環境によって異なります。

インフラ構成例
自動車サプライヤー向けの代表的なインフラ構成例です。
その他、小規模な企業様向けの下位構成から、大手自動車メーカーのOEM、大手家電メーカー向けのハイエンド構成も行っています。なお、HPEの国内向けサーバーや一部の製品は日本国内で製造しています。

3DEXPERIENCEの導入および
構築・運用・保守については、
アルゴグラフィックスに気軽にお問い合わせください。