IBM Watson Discovery Service

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  • AI/ディープラーニング

HTML・PDF・Word・JSONなどのテキスト情報をWatson Discovery Service上に登録すると文章内容を解釈し、検索や回答の精度向上や洞察を与え、高度な照会・検索を実現します。

IBM Watson Discovery Serviceは、知的探索・発見のためのコグニティブ・サービスです

Watson Discovery Serviceは、膨大な文書(構造・非構造化データ)に対して照会をかけることで、洞察・知見を導くことができます。例えば、設計・製造の現場において、故障事象から原因・対策・必要部品のスピーディな特定や、クレーム傾向から製品不具合の早期発見、また、Q&Aシステムで通常のFAQに含みにくい長文の質問でも回答提示を実現できるなど幅広い活用が期待できます。

  • Point1
    膨大な文書データの
    スピーディな照会・検索
  • Point2
    世構造化・非構造化
    データに対応
  • Point3
    企業特有の言い回しや
    話し言葉にも対応
  • Point4
    回答の確からしさを
    数値(スコア)で表示
  • Point5
    日本語をはじめ
    9カ国語に対応

Watson Knowledge Studioと連携して企業特有の言い回しも対応できます

Watson Knowledge Studioは情報抽出のための機械学習モデルを作成できます。このモデルをWatson Discovery Serviceに取り組んで利用することが可能です。
業務要件に合わせてWatson Knowledge Studioを使用すれば、サンプルの1000文書をトレーニング(アノテート)し、独自の機械学習アノテーターを作ることで、Watson Discovery Serviceではそのアノテーター(モデル)を使って100万個の文書から自動抽出が行えます。

自然言語による照会(Natural Language Query)ができます

Natural Language Queryであれば、従来のキーワード検索でひっかからなかった自然言語による照会で類似した結果を表示することができます。

回答の確からしさを数値(スコア)で表示できます

Watson Discovery Serivceへ問い合わせをするとその回答候補と候補の確信度を数値(スコア)で表示できます。
自然言語などで問い合わせをした際の回答の整合性を判断できるようになります。

IBM Watson Discovery Serviceは、
大量のデータ検索と共に適切な意思決定をサポートします

Watson Discovery Serviceは、大量のデータ検索とともに、パターンや傾向を読み取り、適切な意思決定をサポートします。主な機能として、クローラー(文書取込)機能・エンリッチ機能(ユーザー定義)・クエリ機能があります。また、Watson Knowledge Studioと連携することで、特定の業界・企業特有の言い回しについても教え込むことができ、より高度な業務サポートが可能になります。

カンタンに文書を取り込めるアップロード機能

Watson Discovery Serviceは、文書をドラッグ&ドロップするだけで取り込むことができます。PDF/WORD/HTML/JSONの文書形式をサポートしています。

自然言語による検索も可能なクエリ機能

従来のキーワードによる検索に加え自然言語での検索も可能です。これにより例えばチャットボットなどのAIによる自動応答の仕組みの背後のナレッジとして活用する連携も容易に実現できます。

設計・製造における情報探索

不具合アシスタント活用例
(Watson Discovery Service + Watson Knowledge Studio)

過去のトラブル情報は大量かつ自由記述で残されているため、利用するのが困難なケースがあります。
Watson Discovery Service + Watson Knowledge Studioを組み合わせることで、不具合対応情報から現象・原因・対策などを整理し、探索することができます。
設計段階から不具合情報を活用することで、早い段階における品質の作り込みが可能になります。

FAQ探索活用例(Watson Discovery Service)

自社サポートサイトのCATIA FAQを利用する際に、目的のFAQが検索結果に表示されず時間がかかったり、操作不明時にベテラン技術者が不在で解決できないなど、設計業務が滞ってしまうことがあります。
Watson Discovery Serviceは、自然言語でも問い合わせて回答を得られます。
さらに、回答の確からしさをスコアで表示し、より望ましい情報を得る支援が可能です。

FMEA探索活用例(Watson Discovery Service)

部品(プロセス)から、ゼロベースで故障モードを洗い出す際に故障モード・故障原因・故障影響に抜け漏れが生じたり、SOD(厳しさSeverity / 発生頻度Occurrence / 検出可能性Detection)値にバラツキが生じたりすることがあります。
Watson Discovery Serviceを活用することで、部品(プロセス)から過去のFMEAの故障モード・故障原因・SOD値が探索できるようになり、抜け漏れやバラツキの防止、業務効率化などの効果を期待することができます。

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